バカラはカジノゲームの中で最も定番のものです。ラスベガス、韓国、フィリピン、マカオ、などカジノがある都市は数多くありますが、そのどこでもバカラはプレイできます。日本にもアミューズメントカジノがありますが、そこでバカラをプレイ可能です。
バカラってそもそもどんなルール?
数あるゲームの中でもバカラのルールは非常にシンプルです。ルールを知らない状態でカジノに行ってもその場で覚えて楽しめるほど簡単です。
バカラのルールを一言で説明すると「プレイヤーとバンカーどちらの手札の合計値が9に近くなるか予想するゲーム」と言えます。ちなみに、プレイヤーとバンカーは参加者とディーラーではありません。バカラが始まるとプレイヤーの場とバンカーの場にディーラーがカードを置くので、参加者はゲームが始まる前にそのどちらが勝つか予想して賭けるというものになります。ちなみに引き分けにかけることも可能です。
もう一つ注意があります。合計値の算出方法です。まずエースは1、2~9はそのままの値ですが、10、ジャック、クイーン、キングは0と数えます。また、カードはプレイヤーとバンカーに2枚または3枚配られますが、合計が9を超えたらまた0から数えることになります。合計値が9を超えた場合、一桁目がその合計値と考えるとわかりやすいです。
では最後にゲームの流れについて説明しましょう。まず、カードが配られる前にゲームの参加者はプレイヤーとバンカーどちらが勝利するか予想し宣言します。宣言の方法はカジノによっては特殊な方法もあるかもしれませんが、基本的にはテーブルの所定の場所にカジノチップを置くだけです。テーブルには「プレイヤー」や「バンカー」と書かれた場所があるので、勝つと思う方にチップを置きましょう。次に、ディーラーによってプレイヤーとバンカーの両方に2枚のカードが配られます。その後それぞれの合計値によってプレイヤーとバンカーの片方または双方に3枚目のカードが配られます。3枚目のカードが配られるかどうかのルールは少し複雑ですが、ディーラーが把握して自動的にゲームを進行してくれるため、覚えていなくても問題ありません。ディーラーが覚えていて勝手にゲームを進行してくれるためです。その後、ゲームの勝者が決まります。予想が当たっていれば配当を獲得でき、負けた場合は賭金が没収されます。
戦略はあるのか?
バカラのルールを知った時、ほとんどの人が疑問に思うことがあります。「このゲームには戦略があるのか?」というものです。もし完全に運のゲームなのであればこんなに流行するはずはない、しかしゲームのルールだけ見ると参加者はプレイヤーとバンカーのどちらが勝つかカードが配られる前に予想するだけなわけです。ルールだけ見れば100%運のゲームにしか見えないでしょう。宝くじと同じようなものと考える人も多いはずです。では本当にそうなのでしょうか?実はバカラは運のゲームとも戦略ありのゲームとも言えます。
バカラにおける戦略とは?
バカラは昔から愛されてきたゲームで膨大な時間をかけて多くの人がその戦略を研究してきました。そのため戦略は一つや二つではありません。すべてをここで紹介することはできませんが、一つだけ例を示すとマーチンゲール戦略というものがあります。他のゲームはもちろんバカラにも応用可能な戦略です。
ではバカラでマーチンゲール戦略を活用する場合どうすればいいでしょうか?マーチンゲール戦略を端的に説明すると「負けた後に賭金を増やし、最後に勝った時にすべて取り戻すことができるよう計算して賭けていく」という手法です。
たとえば、最初のゲームで10ドルをバンカーに賭けて負けたとします。その場合、次のゲームでは20ドルを賭けます。そしてまた負けだった場合、さらにその次のゲームでは40ドル、80ドルと負けた後のゲームでそれまでに賭けていた金額の倍の金額を賭けるとそれがマーチンゲール戦略になります。
ではこのマーチンゲール戦略はどうなれば成功と言えるのでしょうか?結論としては、最後の1回だけ勝てば勝ちと言えます。勝った後はゲームを止めるか、もしくは最初の金額(今回の例でいえば10ドル)からまたやり直しましょう。
今回の例で勝負した場合、何回目で勝っても基本的には以下のように利益が出ます。なお、以下の例ではわかりやすいよう基本的に勝ったらその倍の金額が得られるという計算にしていますが、厳密にいうと少しだけカジノ側にハウスエッジ(カジノ側の取り分)が持っていかれるのでその点は注意してください。
例:
1回目で勝った場合、10ドル獲得
2回目で勝った場合、10ドル獲得 ※20×2-20-10
3回目で勝った場合、10ドル獲得 ※40×2-40-20-10
バカラにおける戦略の考え方とは?
マーチンゲール戦略のほかにも、バカラで活用できる戦略は多数考案されていますが、多くは資金管理に重きを置いたものです。ここを理解することが大変重要になります。ここを理解することが重要になります。そのため「バカラは100%運のゲームで戦略など無い」という人がいますが、これもある意味でいえば正解と言えます。1回の勝負なのであれば、プレイヤーとバンカーそれぞれが勝つ確率は大体45%で、引き分けの確立が10%ぐらいなのではっきり言って運になります。しかし、勝負を一度ではなく何度も行うことを前提に考えれば、適切な資金管理をはじめとする“戦略”の存在は無視できません。実際、資金管理がしっかりしている人とそうでない人とでは、複数回の勝負を重ねた結果に大きな差が生まれるはずです。
勝率やオッズも理解してバカラを楽しもう
バカラは1400年頃にイタリアで生まれたゲームと言われていて、現代でも人気の高いゲームです。まだプレイしたことが無い人がいれば、まず試してみましょう。バカラとは?いったいどんなゲームだと思いますか?長い歴史があるゲームですが、誕生してからその人気は衰えることを知らず、数えきれないほどのゲームが生まれた現代でもまだ人気ゲームの一つとして君臨しています。
そのままプレイしても楽しめますが、今回紹介したように戦略を考えながらプレイするのもおすすめです。そのためにはオッズを理解しておくといいでしょう。正確に言えば、バンカーは45.86%、プレイヤー44.62%、引き分け9.52%になっています。つまりバンカーが一番勝率が高いのですが、勝った時にその5%をコミッションとして取られます。端的に言えばプレイヤーとバンカーはほとんど同じ還元率なのですが、そのあたりも考慮しながら考えてプレイするのが楽しむコツです。