二人の選手が向かい合って立ち、片手に持った剣で互いの体を突いて勝敗を決めるスポーツ、フェンシング。その出で立ちからヨーロッパの騎士道精神をイメージする方も多いかもしれません。競技人口が少ないマイナースポーツながら、2000年代~2010年代にかけて活躍し、北京オリンピックで日本人初となるメダルを獲得した太田雄貴選手や、最近、女子サーブルで世界ランキング1位となった江村美咲選手など、実は日本は優秀な選手をたくさん世界に輩出しています。
今日ではスポーツの楽しみ方もバリエーションが増え、こうしたマイナースポーツでもbet365投注で遊べたりするようになりました。とはいえ、サッカーや野球に比べるとまだまだマイナー感がぬぐえないフェンシング。ここではその歴史やルールなどを軽くご紹介していきます。
歴史
フェンシングは古くから存在しており、古代ギリシャ時代には剣術として行われていたと言われています。中世以降、フェンシングは歴史的な戦闘技術として広く知られるようになりました。17世紀には、フランスで初めての本格的なフェンシング・スクールが開設され、今の形に近いものとなっていきます。そして18世紀後半から19世紀初頭にかけて、フェンシングはイタリアを中心とするヨーロッパで広く浸透しました。20世紀以降、フェンシングはオリンピック競技となり、国際的な競技会も開催されるようになりました。今日では、多くの国々でフェンシングが行われており、子供から大人まで幅広い年齢層の人々がこの競技を楽しんでいます。
ルール
フェンシングは、剣を使って相手を刺激し、ポイントを獲得する競技です。フェンシングのルールは、3つの剣術(フオーレ、エペ、サブリナ)に基づいています。各剣術では、試合中に使用可能な武器が異なります。例えば、フオーレではエペやサブリナと異なり、双方の武器が長さが異なるソードを使用します。フェンシングの試合において、ポイントは相手を刺激した部位によって決定されます。例えば、ヘッドや胴体に当たった場合は1ポイントとなりますが、腕や足に当たった場合は2ポイントとなります。また、相手の剣を取り上げることも有効な戦法であり、これも1ポイントとしてカウントされます。
日本のフェンシングの歴史
日本でも古くから剣術は存在していましたが、フェンシングが伝わったのは19世紀頃、フランスからと言われています。その後、主に上流階級の人々の間で広く受け入れられるようになりました。1890年代に、東京大学で初めて正式なフェンシング教室が開設されると、日本のフェンシングは急速に発展を遂げていきます。多くの選手が国際大会で好成績を収めるようになり、今日では日本のフェンシングは世界的に見ても存在感を放っています。
いかがでしたか?二人の選手が対峙するときの、あの緊張感。一度ハマるとあなたも病みつきになるかもしれませんよ?