サステナブルフードとはどんなもの?

サステナブルフードとはどんなもの?

 

環境問題が深刻化する中、自動車を電気自動車に変える、なるべくタクシーや車を使うのではなく自転車や公共交通機関を使うようにする、プラスチック製品は買わず、商品はなるべく再利用する、などさまざまなアイデアで世界各国その対策を取っています。今回はサステナブルな食べ物、環境にやさしい食べ物を意味する、「サステナブルフード」について紹介します。

 

サステナブルシーフード

特に日本国内における、魚介類の獲りすぎはネットフリックスのドキュメンタリーにも出てくるほど世界的にも問題になっており、このままでは天然資源の供給が難しくなるとまで言われています。それを防ぐために、持続可能な漁業で造られた水産物の印であるMSC認証を取得している、または環境への影響を抑えて養殖されたASC認証のマークがついた魚介類をサステナブルシーフードと呼びます。魚介類を食べる際には、こういったラベルの付いたサステナブルシーフードを食べるようにして、日本人として親しみのあるシーフードを長年これからもずっと食べられるようにしましょう。

 

代替肉

家畜が排出する二酸化炭素の量が地球温暖化に大きな影響を与えており、お肉を食べない日を作ることは健康にも良いことで、日本でも徐々にその知名度が高まっています。

お肉の代わりに、大豆で作られた大豆ミート、小麦から作られたグルテンミートなどが日本では一般的で、海外ではプラントベースのお肉の種類は豊富で、スーパーなどで目にする機会も多く、ファストフード店でも取り扱いが進んでいるほどです。今後日本のスーパーやレストラン、ファストフード店でも簡単に手に入るようになる未来は近いかもしれません。

 

フェアトレード食品

国際フェアトレード認証という、発展途上国の原料で作られた製品などがフェア(公平)な条件でトレード(取引)されていることを表す認証マークがついている商品をフェアトレード食品、または製品と言います。フェアトレード商品で大きな割合を占めるのはコーヒーで、他にもカカオ、バナナ、スパイス、はちみつ、大豆、などさまざまな製品があります。

 

【余談】

サステナブルな料理方法もいくつかあります。

基本的には旬な食材を使う、食品ロスを出さないこと、また、再生可能でないエネルギーを使わないこと、がサステナブルな料理において重要になります。ICチップや電気回路などの電子部品を販売するRS Componentsのツイッターによると、ソーラーエネルギーでチリをローストするような方法がニューメキシコで使われているとのことで、こういったアイデアがさらに世界的に一般的になれば大幅な省エネにつながります。