小泉今日子さんと小林聡美さんが出演したNHKドラマ「団地のふたり」は、昭和の香り漂う団地で支え合いながら生きていく姿を描いたドラマで、疲れている時や孤独を感じた時にそっと寄り添ってくれるような温かい作品となっています。
今回は、そんな「団地のふたり」のロケ地やドラマのあらすじを紹介します。
団地のふたりのロケ地はどこ?
では早速「団地のふたり」に使用されたロケ地を紹介します。
滝山団地
主要ロケ地となった団地は東京都東久留米市の「滝山団地」です。劇中では「夕日野団地」として登場しています。昭和レトロな雰囲気が色濃く残る場所で、1968年に旧日本住宅公団によって開発され、日本初の大規模団地として誕生。現在も多くの住民が暮らしており、広々とした団地構造や緑豊かな環境が魅力です。
喫茶パール
劇中で主人公が訪れる喫茶店「喫茶パール」は東京都葛飾区に実在する純喫茶です。ドラマ内では「喫茶まつ」という名前で登場。1974年創業のこのお店は、赤いベルベットの椅子やレトロな照明が特徴的で、昭和の雰囲気が色濃く残っています。提供されているメニューも昔ながらの喫茶店定番メニューが揃っているということなので、ドラマのファンだけではなく、昭和レトロ好きの方にもおすすめスポットです。
あやめ台団地
補助的なシーンで登場したのが千葉市にある「あやめ台団地」です。主人公の2人が保育園児だった頃の回想シーンで使われました。静かで落ち着いた雰囲気が特徴で、団地らしい景観が印象的に使われています。実際に訪れると、昭和の団地の雰囲気がしっかり残っていることが感じられるでしょう。
つり堀 武蔵野園
主人公が穏やかな時間を過ごすシーンが撮影されたのが、東京都杉並区にある「つり堀 武蔵野園」です。和田掘公園内にあるこのつり堀は、自然に囲まれた隠れ家的スポットとして人気。都心にありながら、昔ながらのつり堀の雰囲気を残しており、リラックスした時間を楽しめるのではないでしょうか。
だんごの美好 滝山団地店
奈津子がキンパを買いに来ておばちゃんと出会うシーンで登場するのが、滝山団地近くにある「だんごの美好」です。連日、長い列ができるほどの人気店で、団子屋さんなのですが、焼きそばやおにぎり、巻き寿司なども買うことができます。
バナナ塔、東大公園、西大公園
滝山団地が舞台となっているということで、その中にあるシンボルや公園の登場もありました。団地のシンボルでもあるバナナ塔は予告編で2人が自転車に乗っているシーンで登場。ピンクの遊具の前で2人が太極拳をやっているシーンは2街区にある東大公園です。
そして、3街区にある西大公園は、エキストラの募集をしていた場所で、夏祭りのシーンで登場しています。
ドラマ団地のふたりのあらすじ
団地で生まれた幼馴染のノチエと奈津子は、結婚や仕事でそれぞれの道を歩んできましたが、ある事情から昭和の団地に再び戻ってくることになりました。小さな恥や誇り、初恋の記憶も共有している2人。そんな2人の平凡な日々の中にある小さな幸せや、心地よい距離感の友情をほっこりと優しく描いた物語です。
最後に
今回は、NHKドラマ「団地のふたり」のロケ地やあらすじについて紹介しました。令和のせわしない時代に昭和の懐かしい雰囲気を感じられる内容の本作は、下町の一角がロケ地になっていたりするので、ぜひ懐かしい気持ちを取り戻したい方はロケ地巡りなどいかがでしょうか?
また、小泉今日子さん、小林聡美さんが主演ということで、同じ世代の方からは「懐かしい」「面白い」と高評価があがっています。同じ世代ではなくとも共感できる部分はあると思うので、興味がある方はぜひご覧になってください。